長野県の学校で校歌に登場する山々の地域別ランキング

今朝の信濃毎日新聞に、毎年恒例の
信濃毎日新聞社謹製の、２０１６年カレンダーが折り込まれていました。

県歌「信濃の国」の歌詞が一番上に書かれているのは毎年同じですが、
今年のカレンダーで興味深かったのが、こちらの記述。

長野県の学校で、校歌に登場する山々を地域別にランキング
したものが出ていました。
これは、面白いデータ。
県域が広く、山に囲まれている長野県、
場所によって登場する山々が全く異なるのです。

まず、北信エリアは、なんとトップが飯縄山。
北信五岳の一つで、確かに善光寺平のどこから見ても
そびえ立っているのが見える山です。
なるほどね。
ちなみに２位はアルプス、３位は高社山と続きます。

そして、中信。ここは、納得の北アルプス。
２位にこれは意外な鉢伏山、３位に乗鞍岳と続きます。
５位に常念岳とありますが、
こちらも広い意味では北アルプスに含まれますね。

続いて南信。これも納得の駒ヶ岳。
そして、八ヶ岳と続きます。
日本一長い校歌として有名な諏訪清陵高校の校歌も
八ヶ岳が詠われているみたいですが、
八ヶ岳の麓に当たる、諏訪辺りの学校には登場頻度が多いのでしょうね。
また、富士山が登場するのも、南信の特徴です。
確かに諏訪から見る富士山は、なかなか綺麗です。

最後は軽井沢のある、東信。
ここは浅間山が圧倒的に多い。もうダントツです。
２位に烏帽子岳と続きますが、これは上田辺りの学校でしょう。
八ヶ岳、蓼科山と続くのは、きっと佐久エリアかな。
まあ、東信ではとにもかくにも浅間山です。

町のホームページで確認したら、軽井沢の三つの小学校と、
中学校は、いずれも浅間山が歌詞に入っていました。
さすがお膝元です。
ただ、軽井沢高校の校歌には入っていないかな？
ちなみに室生犀星作詞、信時潔作曲だそうです。
聴いてみたい。

しかし、どうして学校の校歌には山が読み込まれることが多いのでしょうね。
私の出た都内の小学校の校歌にも、富士山と筑波山が読み込まれていました。
山のようにどっしりとした、安定感のある人間に育ってほしいという
願いなのだとは思うのですが、不思議です。

いずれにしても、長野県の地域性がよく出た、
非常に面白いデータでした。

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