セイジ・オザワ 松本フェスティバル2016

さて、改めて昨夜のセイジ・オザワ松本フェスティバルの話題です。
今年は、何が何でも実演を聴きたいと、
まだ寒さが残る6月4日の発売当日に、上田文化センターに
早朝から並んで、念願のチケットを確保
してから、
早くも2カ月が経ち、いよいよ本番の日を迎えました。

この日は、朝早く軽井沢を出て、諏訪経由で松本へ。
今日も休みを取ったので、今回はゆっくりと松本市内の温泉旅館に
宿を確保し、まずはチェックインして、ひとっ風呂浴びてから
会場に乗り込もうという算段。
これも手回し良く、発売当日に、8月18日公演の何らかのチケットが
確保出来るのが確定してから、
実際の切符販売を待つ間に楽天トラベルで検索して、
いち早く予約したのでした。
なにしろ、この夏は、どこへも旅行などには行かず、
このセイジ・オザワ松本フェスティバルにかけましたから。

ということで、予定通り旅館にチェックイン後、ひとっ風呂浴びて、
軽く腹ごしらえしてから会場のキッセイ文化ホールに向かいます。

会場のキッセイ文化ホール(旧松本文化会館)は、
今年も非常に祝祭的な雰囲気。

20160819-1.jpg

多くの方が、正面玄関で記念撮影をするのも頷けます。

そしてホールの周囲はもちろん、松本市内の目抜き通りには
セイジ・オザワ松本フェスティバルのフラッグを掲出。

20160819-3.jpg

町全体が、フェスティバル一色に染め上げられているのが、
より一層わくわく感を高めます。

さて、昨日聞いたのは、オーケストラAプログラム。
前半のオネゲルの交響曲第3番「典礼風」を、
ファビオ・ルイージが指揮。
後半のベートーヴェンの交響曲第7番を
音楽総監督の小澤征爾さんが指揮します。
当初はブラームスの交響曲第4番を演奏の予定でしたが、
今年春の欧州公演後、小澤総監督の体調が戻りきらず、
やむなく、変更になったとのこと。
小澤さんのブラ4を実演で聞いてみたかったので、
とても残念ですが、ベト7も聞いてみたい曲だったので、大歓迎です。

さて、2000名ほど収容する、キッセイ文化ホールは空席なしの満員。
満席とはいっても、ところどころ空席があったりするものですが、
恐らく全席客が来ていたと思われます。
そして、阿部守一長野県知事や、菅谷昭松本市長の姿も。
さすがは小澤総監督が指揮する、初日の公演です。

まずは、ルイージの典礼風ですが、
実はこの曲、高校時代によく聴いていました。
その後、大学生、社会人になってからはあまり聴かなくなってしまったので、
実に久し振り。しかも、実演は初めてです。

高校のときは、ストラヴィンスキーの延長で、聴き始めた曲だったのですが、
今回改めて聴いてみると、非常に叙情的。
残念ながら、それが改めて曲を聴いたことによるものなのか、
それとも演奏によるものなのかは分かりませんが、
所々できこえるソリスティックな超絶技巧と、
緻密なアンサンブルに聴き惚れました。
改めて、古CDを引っ張り出して、聴いてみようと思います。

しかし、休憩中にホール前に当日の演奏者が張り出されていましたが、
凄い面々。

20160819-2.jpg

個人的には、やはりバボラーク。
典礼風は下り番だったみたいなので、
きっとベト7に乗るはずです。ということは、1stホルンが
バボラークということになります。期待です。

20分の休憩を挟み、いよいよ小澤総監督のベト7。
いつものように、サイトウキネンオーケストラの方々と、
わいわいと入場します。
これが、また小澤さんらしい入り方。
しかし、やはり一回り小さくなったように見受けました。
もちろん、指揮台には椅子の準備が。
やはり、相当体調が思わしくないようです。心配です。

曲が始まってからも、素晴らしい演奏ながら、
やはり、全盛期のギリギリとオケと真剣勝負をするという感じではなく、
ある意味肩の力が抜けた演奏。
最近、軽井沢の春の音楽祭で、バッティストーニのハイカロリーな音楽を聴いているので、
余計にそう思うのかも知れません。

おまけに、曲の間には、倒れ込むように指揮台の脇に置かれた椅子に座り、
しばらく呼吸を整える時間が必要。
その時間が、思っている以上に長くて、非常に心配でした。

ところが、そんな心配は2楽章になって杞憂でした。
ベト7は、これまで実演、録音問わず、様々な演奏者による演奏を聴いてきましたが、
そのどの演奏よりも、素晴らしい、崇高な演奏でした。既にここで感動。

2楽章のあとも、かなりゆっくりな休憩なのち、
3楽章へ。
これも、全く心配ご無用な小澤節全開。
そして、そのまま4楽章になだれ込みます。
こんなに血湧き肉躍る、躍動的なベト7は本当に久し振り。
バボラークのホルンの咆哮も、しびれそうな音色です。
そして、圧倒的なフィナーレへ。
最後は、文字通り、2000名が総立ちのブラボーの嵐でしたが、
本当に素晴らしい演奏でした。

来年こそは、万全の体調で、是非ブラ4を振ってほしいと思いました。
とともに、やはり今は小澤さんあってのフェスティバルというのを、強く感じます。
もちろん、前プロの典礼風も、素晴らしい演奏ではあったのですが、
体調が思わしくない中でも、
演奏者も、聴衆も、いずれも熱狂の渦へと導いていく小澤さんのカリスマ性は、
やはり圧倒されます。

さらに演奏だけではなく、
松本という素晴らしい町を舞台に、マエストロを先頭に、
市民や小中学生と音楽を通じたふれあいを深めているのも、
フェスティバルの素晴らしいところ。
フェスティバル終了後、ボランティアの方々と一緒に
蕎麦をすするマエストロの姿は、まるで合宿の打ち上げをしているようで、
ニュースなどでいつもほほえましく見ていました。
小澤さんという体中から音楽があふれ出しているような
人なつっこいマエストロと、それを慕う、きら星のようなヴィルトーゾ軍団が、
松本という町に集まり、音楽を通して、演奏者、聴衆が地域と一体となって、
楽しく、幸せな時間を共有できることが、このフェスティバルの素晴らしいところだと思います。

小澤さんも、80というご高齢と、相次ぐ大病で、
やはり寄る年波というものを、端から見ていても感じる中で、
この素晴らしいフェスティバルが、将来どう引き継がれていくか。
小澤さんあってのフェスティバルを強く感じただけに、
そんな不安が、ちょっとよぎった昨日でもありました。

とにかく、来年も、素晴らしい音楽に出会えることを楽しみに、
また来年の発売日に、上田文化センターに並びたいと思います。

おお~、今日は長くてごめんなさい。


次の目標、250万アクセスに向けて、
本日も盛大にポチッと、よろしくお願いいたします!

にほんブログ村 住まいブログ ログハウス・セルフビルドへ

banner_03.gif
関連記事

テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

svetla

Author:svetla
出身:東京都
現住所:長野県北佐久郡軽井沢町
将来家を建てるならばログハウスと、以前から夢見ていましたが、2007年2月に念願かない、軽井沢のとある森の中にログハウスを建て東京から移住しました。夢を実現した文字通りの「ドリームハウス」から、東京まで新幹線通勤中。自然に囲まれた森の中で、楽しい軽井沢生活実践中です。

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新のブログ記事
最新のコメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
Bookmarks
高原都市開発
軽井沢別荘navi
軽井沢別荘Naviブログ
かえるのひとりごと
けろけろキッチン
CABOT COVE
軽井沢に暮らす ~遊楽美感~
森の扉
ライフプラス
軽井沢+
*Ts-Style*軽井沢から
癒される時間 in karuizawa
木洩れ日の森に
Hotchpotch-Soup
Enchainer
しいちゃんのお針箱
軽井沢移住LIFE
QRコード
QR