セイジ・オザワ松本フェスティバルのスクリーンコンサートは素晴らしかった

諏訪湖の新作花火競技大会に行って、その日は諏訪に一泊。
翌日は、既に速報でご紹介した通り、白馬に移動して
セイジ・オザワ松本フェスティバルのスクリーンコンサートに行くというスケジュール。
15:00開場だったので、途中あちこち立ち寄って時間をつぶしながら、
ゆっくり白馬に向かいました。

ところで、スクリーンコンサートがなぜ白馬で開催されたかというと、
昨年の神城断層地震で被害を受けた被災者を励ましたいという
小澤征爾総監督の強い意向で実現されたとか。
ちなみに御嶽山の噴火被害を受けた上松町でも同様の趣旨で
スクリーンコンサートが開催されたそうです。

そのスクリーンコンサートは、JR白馬駅の近くにある、
ウイング21というホールで開催。長野オリンピックの際に作られたもののようで、
壁面には五輪のマークが入っていました。

20150906-3.jpg

建物正面にも大きな長野五輪のロゴマークが入っていたのですが、
こちらは結構強い雨だったのと、
駐車場に入る車がどんどん入ってくるので、
残念ながら撮影できませんでした。
おそらくは、長野オリンピックの際は
プレスセンターなどとして使われたのでしょうね。

そんな非常に立派な建物の中には、ホールとアリーナがあり、
今回スクリーンコンサートが開かれたのは、ホールの方。
収容人数は500人だそうですが、
錦糸町のトリフォニーホールやかつしかシンフォニーヒルズなどと同じ
シューボックス型のなかなか立派なホールです。

20150906-4.jpg

入り口にはフェスティバルのバナーフラッグも飾られ、
なんかミニキッセイ文化ホールといった雰囲気です。

20150906-1.jpg

まあホールの入り口には、タヌキや鹿、クマなどの剥製が飾られていたのが
キッセイ文化ホールとは異なる白馬らしい感じでしたが(笑)

今回のスクリーンコンサート、どのようにするのかというと、
松本のキッセイ文化ホールで中継されたものを、
専用線で送信し、それを5.1chサラウンドで放映するという仕組み。
会場には正面のモニターとともに、あちこちに大型のスピーカーが置かれています。
このような仕組みで、実はここ白馬と上松、そして長野以外にも、
全国各地でスクリーンコンサートが開かれていたのですね。

20150906-2.jpg

なぜ姫路?と思いましたが、
なるほど、松本とは国宝の城つながりなのですね。

演奏会自体は16:00開演でしたが、
スクリーンコンサートの開演は15:30。
地元の地方事務所長、白馬村長、選出県会議員などの挨拶に続き、
フェスティバルの紹介や、長野県の紹介、
および今回白馬や上松でスクリーンコンサートを開催する意義などの
VTRが放映されます。
それが終わると、いよいよ松本とつないで、コンサートが始まります。

予ベルから中継が始まり、チューニングもしっかり映されるのですが、
結構いい音。そして、ちゃんと正面、前後左右のスピーカーから
オーケストラの配置通りに音が飛んできます。
つまり、ホルンは左手、コントラバスは右手という感じ。
これには感動です。

今回は、前半がロバート・スパーノ指揮で
バルトークの管弦楽のための協奏曲、
そして後半が小澤征爾総監督の指揮で、
当初はブラームスの交響曲第4番でしたが、
体調を考慮し、負担の軽いベートーヴェンの交響曲第2番に変更です。

バルトークの管弦楽の協奏曲、通称オケコンは
難曲中の難曲。その名の通り、オーケストラの全パートにソリスティックな旋律があり、
精密機械のような緻密なアンサンブルが求められます。
私も、どこのオーケストラとは言いませんが、以前別のコンサートで聴いた際は、
プロといえども精度の低い演奏で、かなり残念な演奏でしたが、
さすがはサイトウキネンオーケストラ、一糸乱れぬアンサンブル。
特に終楽章冒頭の名手バボラークによるホルンのユニゾンは、
ほれぼれするような素晴らしい響きでした。

この曲、大好きな曲の一つで、
ベスト盤はショルティ・シカゴ交響楽団版なのですが、
それに比べると、少しもたもたした感じのテンポ感だったことが
悔やまれます。

さて、休憩明けはいよいよ小澤総監督のベト2。
若いときの作品ですが、その後ベートーヴェンの大交響曲群を
予想させる、スタイリッシュな作品。
小澤総監督十八番のブラ4が聴けなかったのは残念ですが、
非常に楽しみなプログラムです。

いよいよ団員が入場しますが、小澤さん流で、
団員に混じって、わいわいと和やかに談笑しながら入場。
スクリーン越しではありましたが、足を引きずるような感じもなく
お元気そうでちょっとほっとしました。

いよいよ指揮台に上がり、演奏がスタート。
まさに小澤ワールドのスタートです。
先ほどのオケコンも凄かったですが、音の密度が違う感じ。
ビシッと縦の線がそろった演奏は、もの凄い迫力です。
残念ながらPA越しの音だったため、生音の空気と建物が振動するような臨場感は
感じることが出来なかったのですが、
それで感動したのですから、キッセイ文化ホールで聴いていた方は
さぞ感動したことでしょうね。

さすがに途中では椅子に座り、比較的長大な一楽章が終わったあとは
息が上がったように見えて少し心配しましたが、
二楽章以降はどんどんテンションが高くなったようで、
終楽章は、それはそれはきびきびとした、若々しいベト2になりました。

曲が終わるとともに、白馬の会場も万雷の拍手。
さすがにアンコールはなかったのですが、
カーテンコール応えて、何度も舞台に登場する小澤総監督は
少し涙ぐんでいるように見えました。
そして演奏終了後、すべての楽員の所を握手して廻る小澤さんの姿が、
非常に印象的でした。

先日80歳を迎え、このところは大病もあって心配しましたが、
「音楽」と言う名とおり、「音楽の楽しさ、すばらしさ」と言うことを、
全身のオーラで紡ぎ出すことの出来る指揮者は
やはり小澤さんをおいてほかにはいません。
来年は、是非そのライブ感を松本で楽しみたいなぁ。
チケット確保の方法を、ちょっと模索したいと思います。


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現住所:長野県北佐久郡軽井沢町
将来家を建てるならばログハウスと、以前から夢見ていましたが、2007年2月に念願かない、軽井沢のとある森の中に、ログハウスが完成。夢を実現した文 字通りの「ドリームハウス」で、楽しい軽井沢生活実践中です。

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