怒濤の一週間が終わりました。
何が怒濤だったかというと、珍しく飲み会続き。
今週は
軽井沢にも帰ってこなかったので、
先週末に一気に原稿を仕込んでのほとんど予定投稿でした。
せっかく最近ほぼリアルタイムな書き込みになっていたのですが、
また1週間遅れになっています。
レイクガーデンのバラが、まだちゃんとお伝えしていないので、
現在絶賛写真整理中です。
今しばらくお待ちください。あ、もっと前の、バラとガーデニングショーも。
さて、そのレイクガーデンのバラを見に行った帰り、
浅間山のご機嫌でも見に行こうと、いつもの杉瓜の畑に向かおうとしました。
レイクガーデンからは、発中の集落を抜けていくのですが、
レイクガーデンを出て、南
軽井沢教会を抜けて程なく、
なにやら右手の視線の中に大量の光るものが。
もしやと思って近くに行ってみると、しばらく前に話題となった
メガソーラー施設が建設中でした。

しばらく前の
軽井沢新聞によれば、
3万坪を超える敷地に、19,980枚の太陽光パネルを敷き詰め、
最大約6,000kWを発電する計画だそうです。
元々、森が拡がる場所で、広大な敷地の木々を伐採して建設されるため、
自然エネルギーといいながら、CO2吸収効果がある自然の森を破壊してまで
作る必要はないのではと、反対運動が起きていました。
いったいどうなったのかと思ってはいたのですが、
まさかこんなに急ピッチで工事が進んでいたとは思いませんでした。
東日本大震災後、電力供給の問題がクローズアップされる中、
環境に優しい自然エネルギーの活用が叫ばれており、
中でも太陽光発電は、ひときわ電力の買い取り価格が高いこともあって、
ブームと言って良い状況。
特に、ここ東信地域は晴天率が高く、
浅間山麓や蓼科山麓の緩やかな斜面が多いこともあってか、
隣の御代田町、佐久市や、小諸市などには
続々とソーラー施設が建設されています。
小諸市では、浅間サンライン沿いの森が切り開かれ、
巨大なソーラー発電施設が作られたのを
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
また、小諸の丸山珈琲向かいの、元パチンコ屋さんだった敷地も、
メガソーラーになっています。
その波が、いよいよ
軽井沢にも来た感じ。
追分のパチンコ屋さんの脇の斜面にも、
しばらく前から土台の部分が作られています。
また、南平台の大きな別荘では、家の周りをぐるりとソーラー施設が取り囲んでいて、
度肝をぬかれました。
中でも最大の施設が、この発地の
メガソーラーと言うことになります。
この問題、いろいろご意見はあるのでしょうが、
私は、ちょっといかがなものかなと眉をひそめる立場です。
今回、実際に現場を見つけてしまいましたが、
やはり主要道路と言っても良い道路から、すぐわかる場所に建設されています。
軽井沢の良さは、なんと言っても森の深さ。
グーグルアースで上空から見てみると、
軽井沢駅周辺や中軽井沢駅周辺など、ごく一部を除いて、
どこも深い森に包まれた町です。
その深い森を切り開いて、突如現れた銀色に光る施設は、
予想どおり景観的に非常に違和感があります。

そして、もう一つが現行の電力買い取り制度が、持続可能な制度とは
とても思えないこと。既に微修正が始まっていますが、
現在は過剰な買い取り制度によって、いわば投機と言っても良い状況。
もし今後、制度が破綻した際に投資が回収できなくなり、
そのまま設備が放棄というようなことになったら、
バブルの時に作られたレジャーランドなどの二の舞になりかねません。
太陽光に向いた土地、たとえば廃ゴルフ場や未利用の工業団地などは
ソーラー施設に活用すればよいと思いますが、
軽井沢のような場所は、むしろバイオマスや小水力発電などの方が
向いているように思えます。
とはいえ、今回の施設は、ほぼ完成間近な感じ。
もう後戻りが出来ないのだとは思いますが、
この次、同様の計画があったら、是非幅広く十分議論をしてから、
進めてほしいと切に願います。
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