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諏訪大社下社御柱祭-1 まずは春宮二の木落しから

ということで、ようやく下社御柱祭の写真整理が終わりましたので、
少しずつご紹介していきたいと思います。
先日行った、上社木落しは、茅野市の中心部に近い場所でしたが、
下社木落しは、中山道が和田峠をくだり、下諏訪の町中には
もう少し距離がある、結構な山あいで開催。
そんな場所のためか、観覧席も川沿いの限られたスペースで、
今年は全席指定席。実は初回の抽選では外れたのですが、
偶然席を確保することが出来ました。
観覧席は、こんな感じです。

20160414-1.jpg

大きな櫓の上に作られた、上社木落しの観覧席とはずいぶん違って、
こちらは桟敷席という感じ。
入れ替え制だった上社とはルールも違って、
こちらは入れ替えなし。
なので、一日中木落しを見ることが出来るのです。
ということで、我が家は朝9時前には既に現地に到着し、スタンバイ。
今回は事前の情報で、座布団など持って行った方が良いという話だったので、
自宅からコンパクトな座布団と、コールマンのアウトドア用の座椅子を
持って行きました。

出かけた先週日曜日は、木落し最終日。
春宮二、秋宮三、そして最も太い秋宮一の三本が落ちます。
まずは、春宮二からですが、我々が現地に着いた際には、
既に急な木落し坂上に、氏子の方々が綱を引いてスタンバイしていました。

20160414-3.jpg

しかし、改めて見ると、ものすごく急で、もの凄く長い坂です。
雰囲気的には、ちょうど軽井沢プリンスホテルスキー場の
アリエスカコースといった感じ。
転んだら、真っ逆さまです。
そこでこのように旗を掲げて踏ん張って建っているのも、楽じゃなさそうです。

20160414-0.jpg

そして、気づいたのですが、
そもそもこの体勢になるのに、凄く時間がかかる。
要は、太い御柱を引っ張って、坂の上まで持ってくるわけですが、
途中から、綱を引く人はこの急な坂を下りながらひくことになります。
この際、やはりバランスが崩れて何人かが転ぶのですね。
そうすると、ちょっと足をひねったような人も出て、救護の人が来たり、
その都度曳行が止まるのです。
曳行開始には、必ず木遣りが一鳴きしてから動き始めるので、
結構時間がかかります。

ということで、一時間以上もひいたり転んだり、その都度とまったり、
向きを変えたりと微調整をして、
ようやく御柱の先端が下からもわかるようになってきました。

20160414-4.jpg

御柱の上に、氏子の方が晴れがましく乗っています。

20160414-2.jpg

いやいや、怖そうだ。

準備が終わると、いよいよ木落とし前のセレモニーが始まります。
春宮二を担当するのは、岡谷市の長地地区。
のぼりに横断幕と、なかなか賑々しいセレモニーです。
そして、ここは木遣りのみ。ラッパ隊がいません。
きっと古式に則った、御柱の木落とし前の儀式なのでしょう。

20160414-5.jpg

さあ、セレモニーが終わると、いよいよ木落しです。
さらに御柱がぐぐっと引っ張り出され、今にも落ちそうですが、
その上に大勢の氏子の方が乗って、木遣りとともによいさよいさと気合いを入れます。

20160414-6.jpg

何回目かの木遣りが終わると、後ろで止まっていた
元綱が、ぱしっと切られたのでしょう。
大勢の氏子を乗せたまま、先端が傾き始めます。

20160414-7.jpg

上社の御柱は、ゆっくりと落ちてくる感じですが、
急勾配を下る、下社の御柱は、ぐんぐんと加速。
この日はシャッタースピードの速い一眼レフを持って行ったのですが、
連写が追いつかないほどの早さで落ちていきます。

20160414-8.jpg

この後木が回転し、氏子の方は振り落とされてしまいましたが、
どうやら下敷きにはならなかったようで、
氏子の方一人だけがしがみついた御柱が下に向かって下りていきます。

20160414-9.jpg

おお、すごい、まだ一人しがみついている!

20160414-10.jpg

残念ながらこの方も、最後の最後に振り落とされてしまったようです。
途中で、再び乗った勇敢な方もいましたが。

20160414-11.jpg

とにもかくにも、木落しは成功したようです。
この間わずか数秒。文字通り手に汗握る、
言いしれぬ迫力に満ちた、木落しでした。

さあ、次は秋宮三の木落しです。


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svetla

Author:svetla
出身:東京都
現住所:長野県北佐久郡軽井沢町
将来家を建てるならばログハウスと、以前から夢見ていましたが、2007年2月に念願かない、軽井沢のとある森の中にログハウスを建て東京から移住しました。夢を実現した文字通りの「ドリームハウス」から、東京まで新幹線通勤中。自然に囲まれた森の中で、楽しい軽井沢生活実践中です。

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