レトロな洋食屋さんで、美空ひばりを聴きながらいただくレトロなオムライス
さて、秩父ネタ、もう少し続きます。
SLに乗って、秩父駅に到着したあと、
ちょうど昼時だったので、秩父の街をぶらぶらと。
山の中にある町ではありますが(おっと失礼)、
古くから秩父銘仙などの織物が盛んで、
明治以降は現在も採掘が進むセメント産業などが大規模に行われていることもあってか、
人口は6万人もいるそうです。
しかも、観光地でもあるためか、秩父神社から御花畑駅に続くあたりは、
営業している店も多く、結構賑やかなのですが、
古くから栄えた町なので、レトロな建物がとても多い印象。
こちらは、秩父夜祭の観覧席に行く際に見かけた、
実に雰囲気の良い、レトロな建物。
2階の縦長の窓枠が、いいじゃないですか!
実に凝った細工です。
しかも、その下には小さな明かり取りの窓も。
最近の規格化された建物にはない、素晴らしい意匠です。
で、その近くに見つけたのが、こちらもまた雰囲気ある建物。
「パリー」と書かれていますが、こちらはパリー食堂という洋食屋さん。
のれんがいいじゃないですか!
かつて、向島や両国、神田などにもこんな感じの店がありました。
皆つぶれてしまいましたが、実に懐かしいたたずまいです。
だいたい、アサヒビールのマークがスーパードライ以前の旭日マーク。
少なくとも、昭和50年代からこのたたずまいだと思います。
お目当ての店が臨時休業で、昼食難民になっていたので、
少し待っている人がいましたが、雰囲気につられて、
並んでこちらで昼ご飯をいただくことにしました。
しかしよく見ると、この建物は登録有形文化財。
下のパネルがボケてしまっていますが、昭和2年の建築だそうです。
昭和50年どころの騒ぎではないですね。
その上を見たら、これまたレトロな標識類。
「業務用米穀取扱店之証」とありますが、
何かと思って調べたら、戦後の食糧管理制度で
米を取り扱うには証明が必要だったことの名残では。
もうほとんど教科書の世界か、祖父母の代の話です。
そのレトロな店、ようやく我が家の順番がやってきましたので入店。
メニューは撮りそびれましたが、写真が入ったレトロではない感じのものです。
で、オムライスセットを注文しました。
しばらく待っていて気づいたのですが、
店内に流れるBGMが、ずっと美空ひばり。
いやはや、もはや昭和にタイムスリップしたようです。
で、おまちどおさまと運ばれてきたオムライスが、
これまたふわとろなどという仕上がりとは無縁な、
レトロな見た目のオムライス。
先日来、無性にオムライスが食べたいので、
探して佐久まで行った話はすでにご紹介しましたが、
あそこのオムライスもなかなかでしたが、
ここのはまさに私が思い描いていた、昭和のオムライス。
これです!
しかも感動的なのは、スプーンがお冷やに入って出てくる!
凄いなぁ、もう徹底しています。
肝心なオムライスの味ですが、タマネギと鶏肉を炒めたケチャップ味のチキンライスを
良く焼いた卵焼きでくるんだもので、もうド直球。
隠し味など、変化球なしの、これぞオムライス!という懐かしい味です。
そして、「オムライスセット」を頼んだと書きましたが、
セットになっているのはこちら。
もう、涙が出そうです。クリームソーダですよ!
久しぶりに正しいクリームソーダをいただきました。
缶詰のさくらんぼも、久しぶりにいただきました。
味もさることながら、SLにのって到着したレトロな町のレトロな食堂で、
美空ひばりを聴きながらのレトロなオムライスにクリームソーダ。
これはもはやすべてがアトラクションです。
美味しくいただき、おなかもいっぱいになりましたが、
胸も一杯になりました。
秩父、凄いです。
信州では、次の目標400万アクセスに向けて、
本日も盛大にポチッとよろしくお願いいたします!
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SLに乗って、秩父駅に到着したあと、
ちょうど昼時だったので、秩父の街をぶらぶらと。
山の中にある町ではありますが(おっと失礼)、
古くから秩父銘仙などの織物が盛んで、
明治以降は現在も採掘が進むセメント産業などが大規模に行われていることもあってか、
人口は6万人もいるそうです。
しかも、観光地でもあるためか、秩父神社から御花畑駅に続くあたりは、
営業している店も多く、結構賑やかなのですが、
古くから栄えた町なので、レトロな建物がとても多い印象。
こちらは、秩父夜祭の観覧席に行く際に見かけた、
実に雰囲気の良い、レトロな建物。
2階の縦長の窓枠が、いいじゃないですか!
実に凝った細工です。
しかも、その下には小さな明かり取りの窓も。
最近の規格化された建物にはない、素晴らしい意匠です。
で、その近くに見つけたのが、こちらもまた雰囲気ある建物。
「パリー」と書かれていますが、こちらはパリー食堂という洋食屋さん。
のれんがいいじゃないですか!
かつて、向島や両国、神田などにもこんな感じの店がありました。
皆つぶれてしまいましたが、実に懐かしいたたずまいです。
だいたい、アサヒビールのマークがスーパードライ以前の旭日マーク。
少なくとも、昭和50年代からこのたたずまいだと思います。
お目当ての店が臨時休業で、昼食難民になっていたので、
少し待っている人がいましたが、雰囲気につられて、
並んでこちらで昼ご飯をいただくことにしました。
しかしよく見ると、この建物は登録有形文化財。
下のパネルがボケてしまっていますが、昭和2年の建築だそうです。
昭和50年どころの騒ぎではないですね。
その上を見たら、これまたレトロな標識類。
「業務用米穀取扱店之証」とありますが、
何かと思って調べたら、戦後の食糧管理制度で
米を取り扱うには証明が必要だったことの名残では。
もうほとんど教科書の世界か、祖父母の代の話です。
そのレトロな店、ようやく我が家の順番がやってきましたので入店。
メニューは撮りそびれましたが、写真が入ったレトロではない感じのものです。
で、オムライスセットを注文しました。
しばらく待っていて気づいたのですが、
店内に流れるBGMが、ずっと美空ひばり。
いやはや、もはや昭和にタイムスリップしたようです。
で、おまちどおさまと運ばれてきたオムライスが、
これまたふわとろなどという仕上がりとは無縁な、
レトロな見た目のオムライス。
先日来、無性にオムライスが食べたいので、
探して佐久まで行った話はすでにご紹介しましたが、
あそこのオムライスもなかなかでしたが、
ここのはまさに私が思い描いていた、昭和のオムライス。
これです!
しかも感動的なのは、スプーンがお冷やに入って出てくる!
凄いなぁ、もう徹底しています。
肝心なオムライスの味ですが、タマネギと鶏肉を炒めたケチャップ味のチキンライスを
良く焼いた卵焼きでくるんだもので、もうド直球。
隠し味など、変化球なしの、これぞオムライス!という懐かしい味です。
そして、「オムライスセット」を頼んだと書きましたが、
セットになっているのはこちら。
もう、涙が出そうです。クリームソーダですよ!
久しぶりに正しいクリームソーダをいただきました。
缶詰のさくらんぼも、久しぶりにいただきました。
味もさることながら、SLにのって到着したレトロな町のレトロな食堂で、
美空ひばりを聴きながらのレトロなオムライスにクリームソーダ。
これはもはやすべてがアトラクションです。
美味しくいただき、おなかもいっぱいになりましたが、
胸も一杯になりました。
秩父、凄いです。
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