茶道の町と相国寺
さて話は戻って、連休中の旅行の話。
初回のタイトルに「高野山に行って来た」としたのですが、
まだまだなかなか高野山にはたどり着きません。
初日に寄った、京都が盛りだくさんなのです。
京都について、まずは二条城に行き、
そのあと日蓮宗の本山めぐりに出かけたところまでご紹介したのですが、
2ヵ寺目の本法寺と妙顕寺は歩いてもすぐなので、
京都の路地を、歩いて向かいました。
その、本法寺の山門を出ると、
向かい側にお寺さんより立派な門が。

大きな日の丸が掲揚されているのは、この日が憲法記念日だったからだと思いますが、
それにしても見事な門です。
実はこちら、茶道の三千家の一つ、表千家の不審菴でした。
うっかり写真は撮らなかったのですが、
隣には裏千家の今日庵。
なるほど、隣り合っていて場所が「表」と「裏」なのですね。
念のため、あとから調べたら、やはりそうらしいです。
しかし、この表裏両千家が面する通りが素晴らしい。

細い道ながら、小川通りと名前が付いているそうですが、
元はといえば、豊臣秀吉の街割により出来た通りとか。
さすがは京都。歴史の重みが違います。
しかし、歴史もさることながら、何と雰囲気がよい。
しかも、観光地ではないためゴールデンウィーク中だというのにとても静か。
歩く人もごくわずかです。

さすがは両千家がある茶道の町らしく、所々に茶道具を扱う店や
和菓子屋さんなどがあります。

お寺も観光寺院ではないので、ゆっくり静かに参拝できたのですが、
わーわーきゃーきゃーと観光客が練り歩く、ネズミーランド(大嫌い)並の
清水寺付近などと異なり、つかの間の静かな古都散策が出来てよかったです。
このあと既にご紹介した妙顕寺に参拝し、
そこからは車で、それほど遠くない場所にあるこちらの寺へ。

京都五山の筆頭、臨済宗の相国寺です。
普段は非公開なのですが、この時期は公開中の法堂を拝観したくて
参拝してみました。

この相国寺の法堂で有名なのが、天井の狩野光信筆の蟠龍図。
鳴竜としても知られています。
この時期は、参拝後実際に手をたたかせていただくのですが
巨大な法堂が振動するような響きを感じることが出来ます。
高岡にある瑞龍寺の法堂と同様、
フラットな堂内にそびえ立つように仏様を祀る須弥壇があります。
簡素なのですが、咳払いをするのもはばかられるような静謐さは
禅宗寺院ならではです。
最初にご紹介した神殿風の建物は、方丈でこちらも通常は非公開。
こちらの建物裏側には、見事な裏方丈庭園があります。

江戸時代後期に作庭されたものだそうですが、
基本的には枯山水の庭園なものながら、
実際に川が流れているかのように深い谷が刻まれており、
京都市内のフラットな地形なのに、まるで傾斜地の庭園かのように
錯覚するダイナミックな作りになっています。
春と秋の特別公開時に見られるそうで、秋の紅葉が見事だそうなのですが
春も若葉が美しく、非常に綺麗でした。
この後は、これも行きたかった境内にある承天閣美術館へ。

この相国寺は多くの塔頭寺院があり、金閣、銀閣もいずれも相国寺の塔頭寺院。
これらの寺院に伝わる名画、名宝の数々がこの美術館で展示されています。
この日も伊藤若冲の鹿苑寺大書院障壁画などをゆっくり鑑賞してきました。
最後に、方丈で相国寺の御朱印を。

御朱印も、達筆ながら禅宗寺院らしいシンプルな御朱印です。
ここまで二条城と日蓮宗本山3ヵ寺、そして相国寺と承天閣美術館を拝観。
そろそろ腹が減ってきた時間です。
さて何を食べるか・・・
正直、京都名物のこってりラーメンでもよいか、と思っていたのですが、
さすがはMK観光タクシー。ぬかりなくよさげな場所にご案内いただきました。
続きはまた明日。
次の目標300万アクセスに向けて、
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初回のタイトルに「高野山に行って来た」としたのですが、
まだまだなかなか高野山にはたどり着きません。
初日に寄った、京都が盛りだくさんなのです。
京都について、まずは二条城に行き、
そのあと日蓮宗の本山めぐりに出かけたところまでご紹介したのですが、
2ヵ寺目の本法寺と妙顕寺は歩いてもすぐなので、
京都の路地を、歩いて向かいました。
その、本法寺の山門を出ると、
向かい側にお寺さんより立派な門が。

大きな日の丸が掲揚されているのは、この日が憲法記念日だったからだと思いますが、
それにしても見事な門です。
実はこちら、茶道の三千家の一つ、表千家の不審菴でした。
うっかり写真は撮らなかったのですが、
隣には裏千家の今日庵。
なるほど、隣り合っていて場所が「表」と「裏」なのですね。
念のため、あとから調べたら、やはりそうらしいです。
しかし、この表裏両千家が面する通りが素晴らしい。

細い道ながら、小川通りと名前が付いているそうですが、
元はといえば、豊臣秀吉の街割により出来た通りとか。
さすがは京都。歴史の重みが違います。
しかし、歴史もさることながら、何と雰囲気がよい。
しかも、観光地ではないためゴールデンウィーク中だというのにとても静か。
歩く人もごくわずかです。

さすがは両千家がある茶道の町らしく、所々に茶道具を扱う店や
和菓子屋さんなどがあります。

お寺も観光寺院ではないので、ゆっくり静かに参拝できたのですが、
わーわーきゃーきゃーと観光客が練り歩く、ネズミーランド(大嫌い)並の
清水寺付近などと異なり、つかの間の静かな古都散策が出来てよかったです。
このあと既にご紹介した妙顕寺に参拝し、
そこからは車で、それほど遠くない場所にあるこちらの寺へ。

京都五山の筆頭、臨済宗の相国寺です。
普段は非公開なのですが、この時期は公開中の法堂を拝観したくて
参拝してみました。

この相国寺の法堂で有名なのが、天井の狩野光信筆の蟠龍図。
鳴竜としても知られています。
この時期は、参拝後実際に手をたたかせていただくのですが
巨大な法堂が振動するような響きを感じることが出来ます。
高岡にある瑞龍寺の法堂と同様、
フラットな堂内にそびえ立つように仏様を祀る須弥壇があります。
簡素なのですが、咳払いをするのもはばかられるような静謐さは
禅宗寺院ならではです。
最初にご紹介した神殿風の建物は、方丈でこちらも通常は非公開。
こちらの建物裏側には、見事な裏方丈庭園があります。

江戸時代後期に作庭されたものだそうですが、
基本的には枯山水の庭園なものながら、
実際に川が流れているかのように深い谷が刻まれており、
京都市内のフラットな地形なのに、まるで傾斜地の庭園かのように
錯覚するダイナミックな作りになっています。
春と秋の特別公開時に見られるそうで、秋の紅葉が見事だそうなのですが
春も若葉が美しく、非常に綺麗でした。
この後は、これも行きたかった境内にある承天閣美術館へ。

この相国寺は多くの塔頭寺院があり、金閣、銀閣もいずれも相国寺の塔頭寺院。
これらの寺院に伝わる名画、名宝の数々がこの美術館で展示されています。
この日も伊藤若冲の鹿苑寺大書院障壁画などをゆっくり鑑賞してきました。
最後に、方丈で相国寺の御朱印を。

御朱印も、達筆ながら禅宗寺院らしいシンプルな御朱印です。
ここまで二条城と日蓮宗本山3ヵ寺、そして相国寺と承天閣美術館を拝観。
そろそろ腹が減ってきた時間です。
さて何を食べるか・・・
正直、京都名物のこってりラーメンでもよいか、と思っていたのですが、
さすがはMK観光タクシー。ぬかりなくよさげな場所にご案内いただきました。
続きはまた明日。
次の目標300万アクセスに向けて、
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