薬師寺と唐招提寺
さて、またまたゴールデンウィーク大旅行記に戻ります。
京都の寺社めぐりを終えて、この日の宿、大阪に向かいます。
翌朝からはいよいよ高野山へ。
朝イチの南海特急を予約していたので、ホテルは難波にしたのです。
でもその前に、ちょっと寄り道。
直接難波まで行くのであれば、京都から新快速で大阪に向かい、
そこから地下鉄で難波まで行くか、
四条から京阪特急で淀屋橋に行き、
そこから地下鉄に乗り換えるかどちらかです。
でも、我が家が乗ったのは近鉄特急。
近鉄で、奈良の薬師寺と唐招提寺を参拝してから、
大阪に向かおうという企画です。
なんだか慌ただしかったので、近鉄電車の写真はなし。
途中、大和西大寺で橿原線に乗り換え、西ノ京で下車。
その駅前にある、薬師寺に向かいます。

薬師寺に詣でるのは、ちょうど10年ぶりぐらいかな?
前回はまだそびえていた白鳳時代の東塔も
ただいま大修理中。

その代わり、前回はまだなかった食堂が。
ここに東西の回廊がつながり、大修理中の東塔が再びお目見えすれば
長かった薬師寺白鳳伽藍の修復も、一段落と言うことでしょう。
東塔は修理中ですが、今から40年ほど前に再建された西塔は
伽藍の西側にそびえています。

この西塔再建のほか、白鳳伽藍の復興の棟梁だった
故西岡常一さんが、かつて日本経済新聞に連載した私の履歴書は、
今も私の愛読書の一つですが、
白鳳時代と同じ木造での再建にこだわり、
300年経てば同じ高さになると、東塔より30cm高く建築したというエピソードは、
長い目で物事を考える、日本の物作りの伝統を代表するものだと思います。
40年が経ち、果たしてどのくらい縮んだのでしょうかね。
原理はログハウスのセトリングと同じです。
こうして復原された白鳳伽藍は、いつ見ても本当に絵になる。

京都のしっとりとした門跡寺院もよいですが、
奈良の整然とした伽藍建築の方が、実は私は好きなので、
食堂が落成した薬師寺は是非見たかったのでした。
さて、本堂に当たる金堂。

あれ、前来たときは中央に灯籠があったはずなのですが、なくなっている。
その背後には、大講堂があります。

その大講堂前では、何と大阪の高校生の吹奏楽部が演奏中。
結構な人数でしたが、やはり今時の吹奏楽は女の子が多いですね。

女子校?と思ったのですが、男の子もいたので、共学の学校だと思います。
さすが、関西は吹奏楽が盛んなので、とても上手。
元吹奏楽部員としては、血が騒ぎます。
さて、白鳳伽藍のあとは、北側の玄奘三蔵院へ。

こちらもイベント準備中。伎楽でも行われたのでしょうか?
時間が迫っていたので、ゆっくりは見られなかったのですが。
この玄奘三蔵院には、故平山郁夫画伯が描いたシルクロードを描いた大作
大唐西域壁画が奉納されています。
今回初めて実物を見ることが出来ました。
さて、玄奘三蔵院のあと、西ノ京の道をてくてく歩いて
さらに北側にあるこちらの寺院へ。

奈良の寺で、最も好きな唐招提寺です。
子どもの頃読んだ井上靖の小説「天平の甍」で
すっかり虜になってしまったのでした。
中でも大好きな建物が、金堂。
10年前に参拝したときはちょうど平成の大修理中で拝観できなかったので、
おそらくは修学旅行の時以来の拝観です。

お隣の薬師寺の伽藍は近年復原されたものですが、
ここ唐招提寺の伽藍は、奈良時代に建ったそのもの。
1300年前の建物ですが、質実剛健な様式美は全く色あせません。

文字通りの天平の甍に、しばし見とれていました。



最後に御朱印を。
こちらが薬師寺の御朱印

薬師如来と書かれています。
そして、唐招提寺の御朱印はご本尊の盧舎那仏。

久し振りに唐招提寺をゆっくり参拝できて、本望でした。
この後は再び大和西大寺駅に戻り、そこから近鉄で難波に向かいます。
ようやく、2日目の日程もほぼ終わりです。
次の目標300万アクセスに向けて、
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京都の寺社めぐりを終えて、この日の宿、大阪に向かいます。
翌朝からはいよいよ高野山へ。
朝イチの南海特急を予約していたので、ホテルは難波にしたのです。
でもその前に、ちょっと寄り道。
直接難波まで行くのであれば、京都から新快速で大阪に向かい、
そこから地下鉄で難波まで行くか、
四条から京阪特急で淀屋橋に行き、
そこから地下鉄に乗り換えるかどちらかです。
でも、我が家が乗ったのは近鉄特急。
近鉄で、奈良の薬師寺と唐招提寺を参拝してから、
大阪に向かおうという企画です。
なんだか慌ただしかったので、近鉄電車の写真はなし。
途中、大和西大寺で橿原線に乗り換え、西ノ京で下車。
その駅前にある、薬師寺に向かいます。

薬師寺に詣でるのは、ちょうど10年ぶりぐらいかな?
前回はまだそびえていた白鳳時代の東塔も
ただいま大修理中。

その代わり、前回はまだなかった食堂が。
ここに東西の回廊がつながり、大修理中の東塔が再びお目見えすれば
長かった薬師寺白鳳伽藍の修復も、一段落と言うことでしょう。
東塔は修理中ですが、今から40年ほど前に再建された西塔は
伽藍の西側にそびえています。

この西塔再建のほか、白鳳伽藍の復興の棟梁だった
故西岡常一さんが、かつて日本経済新聞に連載した私の履歴書は、
今も私の愛読書の一つですが、
白鳳時代と同じ木造での再建にこだわり、
300年経てば同じ高さになると、東塔より30cm高く建築したというエピソードは、
長い目で物事を考える、日本の物作りの伝統を代表するものだと思います。
40年が経ち、果たしてどのくらい縮んだのでしょうかね。
原理はログハウスのセトリングと同じです。
こうして復原された白鳳伽藍は、いつ見ても本当に絵になる。

京都のしっとりとした門跡寺院もよいですが、
奈良の整然とした伽藍建築の方が、実は私は好きなので、
食堂が落成した薬師寺は是非見たかったのでした。
さて、本堂に当たる金堂。

あれ、前来たときは中央に灯籠があったはずなのですが、なくなっている。
その背後には、大講堂があります。

その大講堂前では、何と大阪の高校生の吹奏楽部が演奏中。
結構な人数でしたが、やはり今時の吹奏楽は女の子が多いですね。

女子校?と思ったのですが、男の子もいたので、共学の学校だと思います。
さすが、関西は吹奏楽が盛んなので、とても上手。
元吹奏楽部員としては、血が騒ぎます。
さて、白鳳伽藍のあとは、北側の玄奘三蔵院へ。

こちらもイベント準備中。伎楽でも行われたのでしょうか?
時間が迫っていたので、ゆっくりは見られなかったのですが。
この玄奘三蔵院には、故平山郁夫画伯が描いたシルクロードを描いた大作
大唐西域壁画が奉納されています。
今回初めて実物を見ることが出来ました。
さて、玄奘三蔵院のあと、西ノ京の道をてくてく歩いて
さらに北側にあるこちらの寺院へ。

奈良の寺で、最も好きな唐招提寺です。
子どもの頃読んだ井上靖の小説「天平の甍」で
すっかり虜になってしまったのでした。
中でも大好きな建物が、金堂。
10年前に参拝したときはちょうど平成の大修理中で拝観できなかったので、
おそらくは修学旅行の時以来の拝観です。

お隣の薬師寺の伽藍は近年復原されたものですが、
ここ唐招提寺の伽藍は、奈良時代に建ったそのもの。
1300年前の建物ですが、質実剛健な様式美は全く色あせません。

文字通りの天平の甍に、しばし見とれていました。



最後に御朱印を。
こちらが薬師寺の御朱印

薬師如来と書かれています。
そして、唐招提寺の御朱印はご本尊の盧舎那仏。

久し振りに唐招提寺をゆっくり参拝できて、本望でした。
この後は再び大和西大寺駅に戻り、そこから近鉄で難波に向かいます。
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