高野山に行ってきた-8 旧正御影供・御逮夜
このところPCの調子が悪く、長文の記事を書けなかったため、
すっかりご無沙汰した高野山大旅行記ですが、
ようやくPCのセッティングもほぼ終わり、さくさく入力できるようになったので、
今日は2本目の更新となりますが、
久しぶりに続きを書きたいと思います。
え~と、前回は相当前でしたね。
ちょっとお忘れになったかもしれないので、一つ前の記事は、こちらからご覧ください。
前回は、旅行の三日目、高野山金剛峯寺の参拝を終え、
その日の宿、宿坊の偏照尊院に戻ったところまでを書きました。
で、この偏照尊院で教えていただいたのですが、
なんと翌日5月6日は、旧暦で宗祖弘法大師が入定された日。
毎年この日は、高野山全山あげて、旧正御影供という盛大な法要が行われるのです。
その前日、まさに我々が高野山に泊まった日は、
前夜祭の「御逮夜」。高野山全山がろうそくの明かりと花で彩られるというので、
行ってみることを勧められたのです。

なので、夕食の際は般若湯も控え、そそくさと身支度して再び壇上伽藍に向かいました。
だいぶ日が長くなってきたので、夕方6時前でもまだ明るくて、
ちょっとまだ雰囲気が出ませんが、壇上伽藍への入り口にはかがり火がたかれ、
参道には蝋燭がほのかにともる行灯が置かれています。

この参道を壇上伽藍の方に向かうと、
後ろから音もなく近づく、僧侶の方の一団が。

高野山ですから、町中お坊さんの姿が多いのですが、
この後も、続々と団体のお坊さんが。

まさに高野山全山あげてな感じです。
参道を壇上伽藍の中心、根本大塔が見える位置まで進むと、
昼間はなかった、大きな提灯が。

そして、なにやらご詠歌が聞こえると思ったら、
大塔の前でご詠歌と舞踊が奉納されていました。



澄み切ったお鈴の音と、ゆったりとした曲調のご詠歌が
静謐な高野山の夕暮れにこだまして、なかなかよい雰囲気でした。
さて、この御逮夜の言ってみたらメイン会場が金堂の裏手にあるこちらの御影堂。

この奥に安置されている弘法大師の肖像がが、この御逮夜の日に限り
ご開帳となるのだそうです。我が家も入館券をいただきましたが、
あまりに遅い時間だったので、せっかくですがパスしました。
弘法大師ご入定の日ということは、日にち固定と言うこと。
ということは、こんな都合よくGWまっただ中に行われることは
滅多にないことです。少し待って、拝観させていただければよかったと
今ちょっと後悔しています。
さて、入り口の参道にも蝋燭がともる行灯が置かれていましたが、
壇上伽藍に入る前に我々も小さなランタンと、花一輪をいただきます。
その花やランタンをこの御影堂の周りにお供えして、
花と灯りに彩られた中で弘法大師を偲ぶ、
というのがこの御逮夜のもう一つのイベントです。
こちらは我々もいただいたランタンと花を供えて、
お参りさせていただきました。
そうこうしているうちに、辺りが暗くなってきました。
そうすると、灯りがともされた壇上伽藍は、本当に幻想的。



そして、壇上伽藍の様々なお堂がすべて開帳され、
いずれのお堂も中で法要が行われているのです。
外は真っ暗で、お堂の中はほのかに明るいため、
中のご本尊がよく見える。
外から写真も撮れてしまうのですが、さすがに写真は控えさせていただきました。
でも、ありとあらゆるお堂の中が灯りに照らされ、
僧侶の方がご本尊と向き合う姿は、これぞ高野山、という感じで、
非常によかったです。
しかし、なんといっても光り輝く根本大塔は見事。
これだけ見られただけでも、高野山に来た甲斐がありました。




最後は来るときとは打って変わって暗闇となった参道を帰ったのですが、
これもまた幻想的。

思いもかけず、なかなか体験できないことを体験できて、
非常によかったです。
さあ、次の日の朝は宿坊なので、朝のお勤め。
早起き(といっても普段よりは寝坊できますが)に備えて、
帰って早めに休みました。
翌日、最終日は今回の大旅行のもう一つの目的、
真田の足跡巡りが始まります。
しかし、久しぶりにストレスなく長文入力できました。
新しいパソコン、超ハイスペックマシン(今時デスクトップで、しかもタワー)
にしたので、なかなか快適です。
次の目標300万アクセスに向けて、
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なんと翌日5月6日は、旧暦で宗祖弘法大師が入定された日。
毎年この日は、高野山全山あげて、旧正御影供という盛大な法要が行われるのです。
その前日、まさに我々が高野山に泊まった日は、
前夜祭の「御逮夜」。高野山全山がろうそくの明かりと花で彩られるというので、
行ってみることを勧められたのです。

なので、夕食の際は般若湯も控え、そそくさと身支度して再び壇上伽藍に向かいました。
だいぶ日が長くなってきたので、夕方6時前でもまだ明るくて、
ちょっとまだ雰囲気が出ませんが、壇上伽藍への入り口にはかがり火がたかれ、
参道には蝋燭がほのかにともる行灯が置かれています。

この参道を壇上伽藍の方に向かうと、
後ろから音もなく近づく、僧侶の方の一団が。

高野山ですから、町中お坊さんの姿が多いのですが、
この後も、続々と団体のお坊さんが。

まさに高野山全山あげてな感じです。
参道を壇上伽藍の中心、根本大塔が見える位置まで進むと、
昼間はなかった、大きな提灯が。

そして、なにやらご詠歌が聞こえると思ったら、
大塔の前でご詠歌と舞踊が奉納されていました。



澄み切ったお鈴の音と、ゆったりとした曲調のご詠歌が
静謐な高野山の夕暮れにこだまして、なかなかよい雰囲気でした。
さて、この御逮夜の言ってみたらメイン会場が金堂の裏手にあるこちらの御影堂。

この奥に安置されている弘法大師の肖像がが、この御逮夜の日に限り
ご開帳となるのだそうです。我が家も入館券をいただきましたが、
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壇上伽藍に入る前に我々も小さなランタンと、花一輪をいただきます。
その花やランタンをこの御影堂の周りにお供えして、
花と灯りに彩られた中で弘法大師を偲ぶ、
というのがこの御逮夜のもう一つのイベントです。
こちらは我々もいただいたランタンと花を供えて、
お参りさせていただきました。
そうこうしているうちに、辺りが暗くなってきました。
そうすると、灯りがともされた壇上伽藍は、本当に幻想的。



そして、壇上伽藍の様々なお堂がすべて開帳され、
いずれのお堂も中で法要が行われているのです。
外は真っ暗で、お堂の中はほのかに明るいため、
中のご本尊がよく見える。
外から写真も撮れてしまうのですが、さすがに写真は控えさせていただきました。
でも、ありとあらゆるお堂の中が灯りに照らされ、
僧侶の方がご本尊と向き合う姿は、これぞ高野山、という感じで、
非常によかったです。
しかし、なんといっても光り輝く根本大塔は見事。
これだけ見られただけでも、高野山に来た甲斐がありました。




最後は来るときとは打って変わって暗闇となった参道を帰ったのですが、
これもまた幻想的。

思いもかけず、なかなか体験できないことを体験できて、
非常によかったです。
さあ、次の日の朝は宿坊なので、朝のお勤め。
早起き(といっても普段よりは寝坊できますが)に備えて、
帰って早めに休みました。
翌日、最終日は今回の大旅行のもう一つの目的、
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しかし、久しぶりにストレスなく長文入力できました。
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