国宝ぶどう寺・大善寺の薬師如来が5年ぶりのご開帳
今回の身延山御会式は、両親も一緒だったのですが
いつものように軽井沢に来て
一緒に車で出かけるのではなく、
両親は東京から中央線の特急あずさで塩山へ。
私たちは軽井沢から車で塩山まで行って、
そこで合流しようという計画でした。
しかし、中央線が事故で大幅に遅れ、
両親は大月で足止めに。
仕方なく、塩山から中央高速で大月まで迎えに行きました。
週末は渋滞が危惧される中央道ですが、
幸い大月から先はそれほど混雑なく、
多少のタイムロスで済みました。
両親と合流した後は、
再び中央道で笹子トンネルを越えて勝沼へ。
本来、塩山で待ち合わせたのは、
両親が恵林寺に行ったことがないので、
身延に行く前に先にお参りしようという企画だったのですが、
せっかく予定になかった勝沼を通ったので、
勝沼インターの近くにあるこちらの寺に行ってみました。

甲州街道沿いにあるこちらの寺、
柏尾山大善寺という古刹です。
この寺、「ぶどう寺」という別名を持つのですが、
なぜかというと、ご本尊の僧行基作と言われる薬師如来が
右手にぶどうを持っているのです。
もちろん、勝沼と言えば全国有数のぶどうの産地。
寺の周りは一面のぶどう畑、ということもあるのかもしれません。
このぶどう寺、大善寺ご本尊の薬師如来、
普段は秘仏で拝観できないのですが、5年に一度ご開帳。
なんと今年はそのご開帳の年なのです。
タイミングがよいことに、今回のご開帳期間は
10/1から14まで。
せっかく近くを通ったのだから、拝観に行かない手はありません。
せっかくだからと立ち寄ってみました。

甲州街道沿いの山門をくぐると、100段ほどの階段を上ります。
一瞬気が遠くなりそうですが、
幸い一段一段が低く、上りやすい階段なので、
意外に楽々上れます。

その階段をえっちらおっちら上りきると、
正面にはたわわに実った
立派な旬のぶどうがお出迎えです。
その案内看板に「国宝」とありますが、
国宝なのはこちら。

13世紀の鎌倉時代に建てられた、薬師堂は
山梨県では最も古い建造物だそうです。
この間、富士山の噴火や大地震などもあったでしょうに、
この地域で800年近く経つ建物が残っているとは驚異的です。
その中に、ぶどうを持つ薬師如来と日光菩薩、月光菩薩が
逗子の中に納められて安置されており、
今回のご開帳で、すぐ近くから拝むことができました。
山の斜面に建てられているので、
本堂の薬師堂の反対側を見ると、
甲府盆地が一望できます。

右手を走る陸橋が中央道。
手前を走るのが甲州街道です。
今も昔も甲府盆地の入り口に当たる交通の要衝にあり、
武田家滅亡を前に、新府城を捨てて、
天目山へと逃げ延びようとする武田勝頼一行が通り、
一泊したとか、
新政府軍の東への進軍を食い止めるべく、
甲府城の接収に向かった新撰組の近藤勇が
一足違いで甲府城接収に失敗し、
その後新政府軍に追われた近藤勇が、
この大善寺の前で戦った、などの逸話が残っているそうです。
最後に、ご開帳時期限定の見開き御朱印(書き置き)を
いただきました。

5年ぶりの薬師如来のご開帳は、今度の週末までですよ。
拝観したい方は、お早めに!
次の目標300万アクセスに向けて、
本日も盛大にポチッとよろしくお願いいたします!

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いつものように軽井沢に来て
一緒に車で出かけるのではなく、
両親は東京から中央線の特急あずさで塩山へ。
私たちは軽井沢から車で塩山まで行って、
そこで合流しようという計画でした。
しかし、中央線が事故で大幅に遅れ、
両親は大月で足止めに。
仕方なく、塩山から中央高速で大月まで迎えに行きました。
週末は渋滞が危惧される中央道ですが、
幸い大月から先はそれほど混雑なく、
多少のタイムロスで済みました。
両親と合流した後は、
再び中央道で笹子トンネルを越えて勝沼へ。
本来、塩山で待ち合わせたのは、
両親が恵林寺に行ったことがないので、
身延に行く前に先にお参りしようという企画だったのですが、
せっかく予定になかった勝沼を通ったので、
勝沼インターの近くにあるこちらの寺に行ってみました。

甲州街道沿いにあるこちらの寺、
柏尾山大善寺という古刹です。
この寺、「ぶどう寺」という別名を持つのですが、
なぜかというと、ご本尊の僧行基作と言われる薬師如来が
右手にぶどうを持っているのです。
もちろん、勝沼と言えば全国有数のぶどうの産地。
寺の周りは一面のぶどう畑、ということもあるのかもしれません。
このぶどう寺、大善寺ご本尊の薬師如来、
普段は秘仏で拝観できないのですが、5年に一度ご開帳。
なんと今年はそのご開帳の年なのです。
タイミングがよいことに、今回のご開帳期間は
10/1から14まで。
せっかく近くを通ったのだから、拝観に行かない手はありません。
せっかくだからと立ち寄ってみました。

甲州街道沿いの山門をくぐると、100段ほどの階段を上ります。
一瞬気が遠くなりそうですが、
幸い一段一段が低く、上りやすい階段なので、
意外に楽々上れます。

その階段をえっちらおっちら上りきると、
正面にはたわわに実った
立派な旬のぶどうがお出迎えです。
その案内看板に「国宝」とありますが、
国宝なのはこちら。

13世紀の鎌倉時代に建てられた、薬師堂は
山梨県では最も古い建造物だそうです。
この間、富士山の噴火や大地震などもあったでしょうに、
この地域で800年近く経つ建物が残っているとは驚異的です。
その中に、ぶどうを持つ薬師如来と日光菩薩、月光菩薩が
逗子の中に納められて安置されており、
今回のご開帳で、すぐ近くから拝むことができました。
山の斜面に建てられているので、
本堂の薬師堂の反対側を見ると、
甲府盆地が一望できます。

右手を走る陸橋が中央道。
手前を走るのが甲州街道です。
今も昔も甲府盆地の入り口に当たる交通の要衝にあり、
武田家滅亡を前に、新府城を捨てて、
天目山へと逃げ延びようとする武田勝頼一行が通り、
一泊したとか、
新政府軍の東への進軍を食い止めるべく、
甲府城の接収に向かった新撰組の近藤勇が
一足違いで甲府城接収に失敗し、
その後新政府軍に追われた近藤勇が、
この大善寺の前で戦った、などの逸話が残っているそうです。
最後に、ご開帳時期限定の見開き御朱印(書き置き)を
いただきました。

5年ぶりの薬師如来のご開帳は、今度の週末までですよ。
拝観したい方は、お早めに!
次の目標300万アクセスに向けて、
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