スキーのあとはNHKホールへ
スキーが終わったら、一旦家に帰って着替えて
NHKホールに向かいました。
はて、NHKホールって近くにありましたっけ・・・
はい、軽井沢にも佐久にも、長野にもありません。
NHKホール、と言えば渋谷です。
・・・と言うことで、車でNHKホールに向かいました。
本当は新幹線で行こうと思いましたが、
今回はうちの奥さんも一緒で、これだけコロナが再拡大しているのに、
出来るだけ誰が乗っているか分からない公共交通機関は使いたくない。
新幹線はともかく、都内の電車にはなるべく乗りたくないので、
軽井沢から車で向かいました。
関越が混んでいるといやなので、少し早めに軽井沢を出たのですが、
途中渋滞も全くなく、早く着きすぎたので、練馬から下道で。
おかげさまで、NHKホール近くの駐車場に車を止められたので、
かなり早くホールに到着しました。

NHKホールに入るのは、まだ東京に住んでいたときなので、
15年以上も前のことになります。
最近は各地に立派なホールが出来たので、やはり古さが目立ちますね。
さて、わざわざここまで何をしに来たのかですが、
NHK交響楽団の演奏会を聴きに来たのでした。

例年、12月と言えば大賀ホールにメサイアを聴きに行くわけですが、
先日も書いたとおり、今年はコロナ禍もあってか中止に。
その代わり、といってはなんですが、
とても好きな曲を井上道義さんが振るというので、
今年はこの演奏会で聴き納めにしようと言う魂胆でした。
聴き納めっていっても、聴き始めは先月の群響の演奏会でしたが。
どんな曲を演奏するかというと、ショスタコーヴィチの交響曲第1番と
伊福部昭のピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ、
それに日本狂詩曲というプログラムです。
ショスタコの1番は、一昨年群響定期でも聴きましたが
ショスタコーヴィチは、指揮者の井上道義さんのライフワークの一つ。
群響よりも機能的なオーケストラのN響で聴くと、果たしてどんな音がするのか
興味津々です。
そして、ゴジラのテーマの作曲家としても知られる伊福部昭の
リトミカ・オスティナータと日本狂詩曲は、それぞれ代表作。
しかも、我が家にいくつかあるリトミカ・オスティナータの音源のうち
井上道義さんの演奏が2枚もあるほど、
伊福部作品も、井上道義さんがたびたび取り上げる作品です。
それを是非実演で聴きたいと、はるばるやってきたのでした。

結果、ショスタコの1番と日本狂詩曲は本当に素晴らしい演奏でした。
特に、井上道義さんの演奏では初めて聴いた日本狂詩曲が特に素晴らしかった。
でも、リトミカ・オスティナータは・・・
原因は、ピアノの松田華音さんです。
名前は聞いたことがあったのですが、実演を聴くのは初めて。
ちょっと楽しみにしていたのですが、早くも曲の冒頭で失望に変わってしまいました。
リトミカ・オスティナータは、その名の通りリズミカルな旋律とリズムが、
執拗に繰り返しながらコーダに向かうわけですが、
冒頭はホルンの情感たっぷりな旋律でスタートします。
普通はそこからゆっくりとピアノがテンポを上げていくのですが、
いきなり爆走。
北海道出身で、アイヌ音楽の旋律も使うことが多い伊福部昭の音楽の特徴は、
大地を踏みしめるような重みがあり、少し哀愁を帯びた響き。
それが一切感じられないのです。
幸い、ピアノも力演が必要なのですが、
オーケストラもかなり分厚い音が求められています。
なので、オーケストラパートが張り切って、
爆走するピアノを上手く巻き取ってしまいましたが、
最後まで向いている音楽の方向性が、交わらない感じでした。
この方、ちょっと伊福部作品には合わないかな。
しかし、リトミカ・オスティナータはN響とはいえどもやはり難曲だったのでしょうか。
早く着きすぎたので、舞台に出てウォーミングアップをしている演奏者の方を
見ていたのですが、ヴァイオリンの方がリトミカ・オスティナータの変拍子がある旋律を
何度も繰り返し練習したり、パーカッションの方が太ももをバチでたたいて
変拍子の練習をしたりと、なかなか微笑ましい光景が繰り広げられていました。
そのおかげか、オーケストラはパーフェクトでしたけどね、ピアノが・・・
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NHKホールに向かいました。
はて、NHKホールって近くにありましたっけ・・・
はい、軽井沢にも佐久にも、長野にもありません。
NHKホール、と言えば渋谷です。
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本当は新幹線で行こうと思いましたが、
今回はうちの奥さんも一緒で、これだけコロナが再拡大しているのに、
出来るだけ誰が乗っているか分からない公共交通機関は使いたくない。
新幹線はともかく、都内の電車にはなるべく乗りたくないので、
軽井沢から車で向かいました。
関越が混んでいるといやなので、少し早めに軽井沢を出たのですが、
途中渋滞も全くなく、早く着きすぎたので、練馬から下道で。
おかげさまで、NHKホール近くの駐車場に車を止められたので、
かなり早くホールに到着しました。

NHKホールに入るのは、まだ東京に住んでいたときなので、
15年以上も前のことになります。
最近は各地に立派なホールが出来たので、やはり古さが目立ちますね。
さて、わざわざここまで何をしに来たのかですが、
NHK交響楽団の演奏会を聴きに来たのでした。

例年、12月と言えば大賀ホールにメサイアを聴きに行くわけですが、
先日も書いたとおり、今年はコロナ禍もあってか中止に。
その代わり、といってはなんですが、
とても好きな曲を井上道義さんが振るというので、
今年はこの演奏会で聴き納めにしようと言う魂胆でした。
聴き納めっていっても、聴き始めは先月の群響の演奏会でしたが。
どんな曲を演奏するかというと、ショスタコーヴィチの交響曲第1番と
伊福部昭のピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ、
それに日本狂詩曲というプログラムです。
ショスタコの1番は、一昨年群響定期でも聴きましたが
ショスタコーヴィチは、指揮者の井上道義さんのライフワークの一つ。
群響よりも機能的なオーケストラのN響で聴くと、果たしてどんな音がするのか
興味津々です。
そして、ゴジラのテーマの作曲家としても知られる伊福部昭の
リトミカ・オスティナータと日本狂詩曲は、それぞれ代表作。
しかも、我が家にいくつかあるリトミカ・オスティナータの音源のうち
井上道義さんの演奏が2枚もあるほど、
伊福部作品も、井上道義さんがたびたび取り上げる作品です。
それを是非実演で聴きたいと、はるばるやってきたのでした。

結果、ショスタコの1番と日本狂詩曲は本当に素晴らしい演奏でした。
特に、井上道義さんの演奏では初めて聴いた日本狂詩曲が特に素晴らしかった。
でも、リトミカ・オスティナータは・・・
原因は、ピアノの松田華音さんです。
名前は聞いたことがあったのですが、実演を聴くのは初めて。
ちょっと楽しみにしていたのですが、早くも曲の冒頭で失望に変わってしまいました。
リトミカ・オスティナータは、その名の通りリズミカルな旋律とリズムが、
執拗に繰り返しながらコーダに向かうわけですが、
冒頭はホルンの情感たっぷりな旋律でスタートします。
普通はそこからゆっくりとピアノがテンポを上げていくのですが、
いきなり爆走。
北海道出身で、アイヌ音楽の旋律も使うことが多い伊福部昭の音楽の特徴は、
大地を踏みしめるような重みがあり、少し哀愁を帯びた響き。
それが一切感じられないのです。
幸い、ピアノも力演が必要なのですが、
オーケストラもかなり分厚い音が求められています。
なので、オーケストラパートが張り切って、
爆走するピアノを上手く巻き取ってしまいましたが、
最後まで向いている音楽の方向性が、交わらない感じでした。
この方、ちょっと伊福部作品には合わないかな。
しかし、リトミカ・オスティナータはN響とはいえどもやはり難曲だったのでしょうか。
早く着きすぎたので、舞台に出てウォーミングアップをしている演奏者の方を
見ていたのですが、ヴァイオリンの方がリトミカ・オスティナータの変拍子がある旋律を
何度も繰り返し練習したり、パーカッションの方が太ももをバチでたたいて
変拍子の練習をしたりと、なかなか微笑ましい光景が繰り広げられていました。
そのおかげか、オーケストラはパーフェクトでしたけどね、ピアノが・・・
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