陸奥国一宮・塩竈神社
さて、早いものでもう半月も経ってしまいましたが、
東北の御首題・御朱印巡りの続きがまだあります。
松島の瑞巌寺に参拝したところまで書きましたが、
せっかくここまで来たのだから松島の絶景を見たい、
と言うことで松島海岸駅裏手の高台に。

あいにく曇りがちで、見通しが悪かったのですが、
なんとか日本三景の一つを見渡すことが出来ました。
ちなみに日本三景、松島と宮島は行っているのですが、
天の橋立だけはまだ行ったことがありません。
松島をあとに、次に向かったのは塩釜。
今度は陸奥国一宮の塩竈神社に参拝することにしたのです。

丘の上にある塩竈神社、正規の表参道で参拝すると、
凄い階段を上がるようです。

この急な表参道を上りきると、正面に立派な随神門が。

近づけば近づくほど、非常に立派な社殿です。

この随神門をくぐると、正面に拝殿があります。

しかし、よく見ると拝殿に扁額が二つ掲げられています。
しかも賽銭箱も2カ所に。

賽銭箱が二つ並んでいると言えば、軽井沢の熊野皇大神社ですが、
こちらは真ん中に県境があるわけではありません。
左宮には武甕槌神、右宮には経津主神が祀られているそうで、
武甕槌神は常陸国一宮の鹿島神宮の主祭神、
経津主神は下総国一宮の香取神宮の主祭神ですから、
どちらも武神と言うことになります。
さすが、勇猛果敢な伊達家が崇敬した神社です。
で、さらに難しいのがこの随神門正面の左右宮が塩竈神社の主祭神かと思いきや、
この左右宮の右手に、もう一つお宮があり、別宮、と扁額が掲げられています。

しかも扁額は一つですが、賽銭箱は二つ。
なんだか難しいことになってきました。
さらに頭がこんがらがってくるのが、調べたらこちらの別宮に
塩竈神社の主祭神、塩土老翁神が祀られているそうです。
てっきり随神門正面の拝殿背後の本殿に主祭神が祀られていると思っていたのですが、
まさかこちらに祀られていたとは。
危うくスルーするところでしたが、気づいてこちらもちゃんと参拝しておきました。
しかし、この神社が難しいの、これだけではありません。
境内に建てられていた、案内図を見ると、境内にもう一つ大きな神社が。

こちらは志波彦神社と呼ぶ神社で、なんと延喜式にも名神大社として登場する
古社とか。

塩竈神社とはどうも由緒も異なるようで、
そもそも別の場所にあったのを、明治時代にこの場所に遷座したそうです。
なので、塩竈神社と同じ境内にありながら、
ずいぶん雰囲気が違います。
随神門の前には早くも茅の輪くぐりが設置されていました。
今月末は夏越しの大祓ですからね。

こちらの拝殿も非常に立派。

ただ、神社の名前こそ別ながら、
運営はいったいなようで、御朱印は塩竈神社の社務所で
受け付けていました。見開きでいただける、なかなか雄渾な御朱印です。

小高い丘の上にある境内には、見事な庭園もあります。

その遠景に見えるのは塩釜港。東日本大震災の際は、
津波が襲ったそうです。

帰り道、塩竈神社下の道を仙台に向けて走っていたら、
海岸からかなり離れたところに「ここまで津波が到達」という標識が
立てられている場所を見かけました。
正直、こんな奥まで、と改めて津波の威力を実感しました。
また仙台市内に入ってからの国道には、
津波が押しよせた区間を示す標識が起点と終点に立てられていました。
前回、瑞巌寺でも荘厳な杉並木がなくなったのに驚きましたが、
震災後初めて足を踏み入れた東北、
やはり実際に見るのと聞くのでは大違いでした。
今回は駆け足でしたが、もう少しゆっくりとまた訪れてみたいと思います。
次の目標400万アクセスに向けて、
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松島の瑞巌寺に参拝したところまで書きましたが、
せっかくここまで来たのだから松島の絶景を見たい、
と言うことで松島海岸駅裏手の高台に。

あいにく曇りがちで、見通しが悪かったのですが、
なんとか日本三景の一つを見渡すことが出来ました。
ちなみに日本三景、松島と宮島は行っているのですが、
天の橋立だけはまだ行ったことがありません。
松島をあとに、次に向かったのは塩釜。
今度は陸奥国一宮の塩竈神社に参拝することにしたのです。

丘の上にある塩竈神社、正規の表参道で参拝すると、
凄い階段を上がるようです。

この急な表参道を上りきると、正面に立派な随神門が。

近づけば近づくほど、非常に立派な社殿です。

この随神門をくぐると、正面に拝殿があります。

しかし、よく見ると拝殿に扁額が二つ掲げられています。
しかも賽銭箱も2カ所に。

賽銭箱が二つ並んでいると言えば、軽井沢の熊野皇大神社ですが、
こちらは真ん中に県境があるわけではありません。
左宮には武甕槌神、右宮には経津主神が祀られているそうで、
武甕槌神は常陸国一宮の鹿島神宮の主祭神、
経津主神は下総国一宮の香取神宮の主祭神ですから、
どちらも武神と言うことになります。
さすが、勇猛果敢な伊達家が崇敬した神社です。
で、さらに難しいのがこの随神門正面の左右宮が塩竈神社の主祭神かと思いきや、
この左右宮の右手に、もう一つお宮があり、別宮、と扁額が掲げられています。

しかも扁額は一つですが、賽銭箱は二つ。
なんだか難しいことになってきました。
さらに頭がこんがらがってくるのが、調べたらこちらの別宮に
塩竈神社の主祭神、塩土老翁神が祀られているそうです。
てっきり随神門正面の拝殿背後の本殿に主祭神が祀られていると思っていたのですが、
まさかこちらに祀られていたとは。
危うくスルーするところでしたが、気づいてこちらもちゃんと参拝しておきました。
しかし、この神社が難しいの、これだけではありません。
境内に建てられていた、案内図を見ると、境内にもう一つ大きな神社が。

こちらは志波彦神社と呼ぶ神社で、なんと延喜式にも名神大社として登場する
古社とか。

塩竈神社とはどうも由緒も異なるようで、
そもそも別の場所にあったのを、明治時代にこの場所に遷座したそうです。
なので、塩竈神社と同じ境内にありながら、
ずいぶん雰囲気が違います。
随神門の前には早くも茅の輪くぐりが設置されていました。
今月末は夏越しの大祓ですからね。

こちらの拝殿も非常に立派。

ただ、神社の名前こそ別ながら、
運営はいったいなようで、御朱印は塩竈神社の社務所で
受け付けていました。見開きでいただける、なかなか雄渾な御朱印です。

小高い丘の上にある境内には、見事な庭園もあります。

その遠景に見えるのは塩釜港。東日本大震災の際は、
津波が襲ったそうです。

帰り道、塩竈神社下の道を仙台に向けて走っていたら、
海岸からかなり離れたところに「ここまで津波が到達」という標識が
立てられている場所を見かけました。
正直、こんな奥まで、と改めて津波の威力を実感しました。
また仙台市内に入ってからの国道には、
津波が押しよせた区間を示す標識が起点と終点に立てられていました。
前回、瑞巌寺でも荘厳な杉並木がなくなったのに驚きましたが、
震災後初めて足を踏み入れた東北、
やはり実際に見るのと聞くのでは大違いでした。
今回は駆け足でしたが、もう少しゆっくりとまた訪れてみたいと思います。
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