ミツカンミュージアム
盆休みの初日。
軽井沢への入り込みは、明日からだとたかをくくっていたのですが、
昼過ぎに買い忘れたものがあって、ちょろっとツルヤに行ったのですが、
まあ、店内はものすごい人。
レジ待ちの列が、中央の通路近くまで伸びていました。
明日からの盆休み本番の先が思いやられます。
週明けは台風が来そうだし、このままだと本当に盆休みが
台無しになりそうなので、明日は軽井沢を脱出することにしました。
とは言っても、そんなに遠くに行くつもりはないのですが・・・
どうするか、今晩一晩、考えます。
さて、軽井沢を脱出したと言えば、すでにご紹介した、先月末の日間賀島旅行。
実は目的地がもう一つあって、それがこちらでした。

由緒ありそうな日本家屋ですが、入口の門柱のマークに
見覚えがありませんか?
すでにタイトルにもなっているのですが、ここ、お酢のミツカン本社脇にある
ミツカンミュージアムという企業博物館なのです。

知多半島の真ん中当たりにある半田市は、ミツカンの企業城下町。
創業220年近くになるそうですが、
現在も本社が半田市の中心部にあります。
その脇に作られたのが、このミツカンミュージアム。
というより、この界隈全体がミツカンの工場。

黒い下見板張りの壁に、白の大きなミツカンのロゴマークがついた
お蔵のような建物が、運河沿いにずらりと建ち並ぶ景観は圧巻です。
さて、このミツカンミュージアムですが、この地で長年お酢を作り続けている
ミツカンの企業姿勢や、これまでの歩みなどを紹介する博物館ですが、
一企業の博物館、という域を超えた、非常に見応えがある展示物。
以前一度来たことがあるのですが、もう一度ゆっくり見てみたいと思っていたものの、
コロナ禍でしばらく休館していました。
それがようやく再開した、というので、今回行ってみることにしたのです。
館内は、係員の方の案内付きで、まずはミツカンのお酢づくりの歴史から始まります。
館内は、大部分が撮影可。一部駄目なところもありますが。

ところで、酒と酢は親戚で、材料も米からだというのは知っていましたが、
創業当初のミツカン酢、いったい何から作られていたかというと、酒粕。
それを発酵させて作ったのが始まりだと言うことで、
まずはその歴史からスタートします。
しかし、当時のものではないとは思うのですが、
当時の作り方を再現したコーナーは、なかなか見応えがあります。

しかもこの酒粕を使った酢、現在もこの博物館の真下の工場で
当時と同じような製法で作っているそう。
実際に発行しているタンクなどを見ることが出来ます。
ちなみに、その酢が下の山吹、という酢。
ちょっと黒酢に見えますが、この酢はとてもまろやかで少し甘みもあり、
寿司酢にはぴったり。我が家もここに行く度に
ショップで購入して帰ってきます。
今回も、もちろん購入して帰ってきました。
ちなみに、かつてはこのように樽に詰めて売っていた酢を
瓶詰めにしたのもミツカンが最初だそうですよ。

今でもミツカンは食酢のトップメーカーで、
日本だけではなく海外にも進出しているグローバル企業ですが、
なぜこのようにトップメーカーとなったのかが分かるのが、次の展示コーナー。
ここには大きな再現された船が展示されています。


これは、この船で当時から100万人の人口を抱える世界最大の都市だった
江戸に、半田から酢を運び、大々的に販売したそう。
このミュージアムの前に運河がありましたが、
実はこの運河を通って酢を積み出し、太平洋を回って江戸に持ち込んでいたそうです。

江戸と言えば、江戸前寿司。先ほど、現在も売っている山吹という酢は
寿司酢にぴったりといいましたが、まさに江戸の寿司文化を支えたのが
ミツカン酢だったのでしょう。
いろいろ展示されていた中には、木製の水道管も。
醸造用の水を確保するために、木製の樋で水道を通した、というのも驚きですが
当時から食酢のリーディングカンパニーだったのでしょうね。
すごい会社だというのがよく分かります。
展示品で、もう一つ気になったのがこちらの現在のミツカンロゴの由来。

創業家である中埜家の家紋だと思っていたのですが、
そうではなくて、こういう意味を持たせて新たに作ったものなのですね。
そういう意味ではブランド化の先駆的な企業だった、ということも分かります。
最後は、オリジナルの味ぽんを作れるコーナーなどがあって、
あっという間に所要時間の1時間半が終了。
最後に、ショップがあって、すっかりミツカン沼にはまった人が
あれもこれ元いろいろ買い込む、という素晴らしい仕組みになっています。
恐れ入ります。もちろん、我が家もどっぷりはまり込みましたので、
先ほどの山吹を始め、いろいろ購入して帰ってきました。
いや、何度行っても素晴らしい!
ちなみに、半田の隣の常滑市には、INAXミュージアムもあって
様々なタイルや便器の展示などもあるらしい。
そして知多半島の付け根にはトヨタ自動車の本拠がある豊田市があり、
そこには世界中の車を集めたトヨタ博物館も。
また、岡崎には八丁味噌の味噌蔵見学もあります。
これだけ素晴らしい企業博物館が林立している場所も、そうそうないのでは?
軽井沢からは少し遠いですが、1泊すれば十分回れるし、
夏休み中の社会科見学に、是非いかがですか?
次の目標400万アクセスに向けて、
本日も盛大にポチッとよろしくお願いいたします!

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軽井沢への入り込みは、明日からだとたかをくくっていたのですが、
昼過ぎに買い忘れたものがあって、ちょろっとツルヤに行ったのですが、
まあ、店内はものすごい人。
レジ待ちの列が、中央の通路近くまで伸びていました。
明日からの盆休み本番の先が思いやられます。
週明けは台風が来そうだし、このままだと本当に盆休みが
台無しになりそうなので、明日は軽井沢を脱出することにしました。
とは言っても、そんなに遠くに行くつもりはないのですが・・・
どうするか、今晩一晩、考えます。
さて、軽井沢を脱出したと言えば、すでにご紹介した、先月末の日間賀島旅行。
実は目的地がもう一つあって、それがこちらでした。

由緒ありそうな日本家屋ですが、入口の門柱のマークに
見覚えがありませんか?
すでにタイトルにもなっているのですが、ここ、お酢のミツカン本社脇にある
ミツカンミュージアムという企業博物館なのです。

知多半島の真ん中当たりにある半田市は、ミツカンの企業城下町。
創業220年近くになるそうですが、
現在も本社が半田市の中心部にあります。
その脇に作られたのが、このミツカンミュージアム。
というより、この界隈全体がミツカンの工場。

黒い下見板張りの壁に、白の大きなミツカンのロゴマークがついた
お蔵のような建物が、運河沿いにずらりと建ち並ぶ景観は圧巻です。
さて、このミツカンミュージアムですが、この地で長年お酢を作り続けている
ミツカンの企業姿勢や、これまでの歩みなどを紹介する博物館ですが、
一企業の博物館、という域を超えた、非常に見応えがある展示物。
以前一度来たことがあるのですが、もう一度ゆっくり見てみたいと思っていたものの、
コロナ禍でしばらく休館していました。
それがようやく再開した、というので、今回行ってみることにしたのです。
館内は、係員の方の案内付きで、まずはミツカンのお酢づくりの歴史から始まります。
館内は、大部分が撮影可。一部駄目なところもありますが。

ところで、酒と酢は親戚で、材料も米からだというのは知っていましたが、
創業当初のミツカン酢、いったい何から作られていたかというと、酒粕。
それを発酵させて作ったのが始まりだと言うことで、
まずはその歴史からスタートします。
しかし、当時のものではないとは思うのですが、
当時の作り方を再現したコーナーは、なかなか見応えがあります。

しかもこの酒粕を使った酢、現在もこの博物館の真下の工場で
当時と同じような製法で作っているそう。
実際に発行しているタンクなどを見ることが出来ます。
ちなみに、その酢が下の山吹、という酢。
ちょっと黒酢に見えますが、この酢はとてもまろやかで少し甘みもあり、
寿司酢にはぴったり。我が家もここに行く度に
ショップで購入して帰ってきます。
今回も、もちろん購入して帰ってきました。
ちなみに、かつてはこのように樽に詰めて売っていた酢を
瓶詰めにしたのもミツカンが最初だそうですよ。

今でもミツカンは食酢のトップメーカーで、
日本だけではなく海外にも進出しているグローバル企業ですが、
なぜこのようにトップメーカーとなったのかが分かるのが、次の展示コーナー。
ここには大きな再現された船が展示されています。


これは、この船で当時から100万人の人口を抱える世界最大の都市だった
江戸に、半田から酢を運び、大々的に販売したそう。
このミュージアムの前に運河がありましたが、
実はこの運河を通って酢を積み出し、太平洋を回って江戸に持ち込んでいたそうです。

江戸と言えば、江戸前寿司。先ほど、現在も売っている山吹という酢は
寿司酢にぴったりといいましたが、まさに江戸の寿司文化を支えたのが
ミツカン酢だったのでしょう。
いろいろ展示されていた中には、木製の水道管も。
醸造用の水を確保するために、木製の樋で水道を通した、というのも驚きですが
当時から食酢のリーディングカンパニーだったのでしょうね。
すごい会社だというのがよく分かります。
展示品で、もう一つ気になったのがこちらの現在のミツカンロゴの由来。

創業家である中埜家の家紋だと思っていたのですが、
そうではなくて、こういう意味を持たせて新たに作ったものなのですね。
そういう意味ではブランド化の先駆的な企業だった、ということも分かります。
最後は、オリジナルの味ぽんを作れるコーナーなどがあって、
あっという間に所要時間の1時間半が終了。
最後に、ショップがあって、すっかりミツカン沼にはまった人が
あれもこれ元いろいろ買い込む、という素晴らしい仕組みになっています。
恐れ入ります。もちろん、我が家もどっぷりはまり込みましたので、
先ほどの山吹を始め、いろいろ購入して帰ってきました。
いや、何度行っても素晴らしい!
ちなみに、半田の隣の常滑市には、INAXミュージアムもあって
様々なタイルや便器の展示などもあるらしい。
そして知多半島の付け根にはトヨタ自動車の本拠がある豊田市があり、
そこには世界中の車を集めたトヨタ博物館も。
また、岡崎には八丁味噌の味噌蔵見学もあります。
これだけ素晴らしい企業博物館が林立している場所も、そうそうないのでは?
軽井沢からは少し遠いですが、1泊すれば十分回れるし、
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