兄部坊の精進料理をいただく
さて、善光寺の宿坊・兄部坊に泊まった話題の続きです。
昨日書きそびれたのですが、善光寺は大勧進の貫主と、大本願の上人二名が
住職を務めています。
その宿坊も、大勧進系列と、大本願系列に分かれており、
「院」とつくのが大勧進系列、つまり天台宗系で
「坊」とつくのが大本願系列、つまり浄土宗系です。
つまり、今回お世話になった兄部坊は「坊」がつくので、
大本願系列となります。確かに、大本願の目の前にありますね。
こんなことを、執事の方が丁寧に教えてくださいます。
いろいろと、勉強にもなります。
その宿坊が並ぶエリアをよく見ると、見事な甍の波。
しばらく見ていても、飽きません。
さて、そんな宿坊で、楽しみにしていたのが夕食。
精進料理です。
昨日もご紹介した通り、我々の宿泊している隣の個室でいただきます。
お膳の前に座ると・・・・
まさかこれだけ?ではありませんよ。あとから料理がどんどん運ばれてきます。
グラスがありますが、酒もOK。ちょっと意外です。
さて、お膳の上に乗っているのは、こちらの料理。
まずは白いのは、なんとジャガイモのなます。
これは珍しい。しゃきしゃきした食感ですが、灰汁は全く感じられません。
ただ、ほのかな甘みは確かにジャガイモ。
初っぱなから、珍しいものをいただきました。
お次は、精進料理と言えば、これ。
ごま豆腐です。
コクがあって、実に旨い。葛でかためてあるようで、
とろりんとした食感も、たまりません。
そして、これぞ精進料理というのが、こちら。
うなぎもどきです。
見た目は確かにうなぎですが、いわばがんもどき。
うなぎのタレ風のタレでこってりと味付けられており、
私の大好物の一つです。
続いて運ばれてきたのが、夏らしいゆばと冬瓜の煮物。
出汁は、基本的にこんぶでひかれています。
なので、少しあっさりしていますが、大葉やわさびがアクセントになり、
これも美味しくいただけます。
続いては、信州らしい油もの。
アスパラと、右の茶褐色のだんごみたいなのは、
なんと裏ごしした長いもをまとめ、蕎麦の実を付けてあげたもの。
香ばしい蕎麦の実があくせんとになって、非常に美味でした。
ちなみに、添え物はなんと木の芽山椒の佃煮。
さらに、アスパラの下に見え隠れしているのは、なんとこんぶの天ぷら。
これは次回天ぷらの際に、是非やってもらおう。
お次は、これまた信州らしい丸なすの揚げなす。
上に乗っているのは、肉に見えますが、
大豆タンパク的なもの。でも、本当に挽肉と間違えそうな味と食感です。
味噌味で、これもとろりんとしたなすと、良く合います。
お次は、これまた信州らしい、なんと手打ちそば。
蕎麦となれば、つゆが気になりますが、
もちろん鰹は使われていません。昆布だけ。
でもなかなかコクがあって、鰹が使われていないとは思えないつゆでした。
蕎麦はうちたて、茹でたて。コシがあって、もちろん、旨い。
また薬味の丸のままのくるみも、良いアクセントになります。
これで終わり?とおもったのですが、
この後になんと、ご飯と吸い物が出てきました。
ごはんはひじきの炊き込みご飯で、立派なおわんの蓋を取ると、
吸い物は見事な菊花豆腐。
ご飯はおひつに食べきれないほどおかわり用が盛られており、
思わずお代わりしてしまいました。
いやいや、旨いし、精進料理でまさか腹一杯になるとは
思いませんでした。
きっと、カロリーも控えめ。いいですね、やはり精進料理。
きっといつもこういうもの食べていれば、健康によいのだと思います。
これぞ、長寿県、信州の精進料理という、素晴らしい料理でした。
さらに予想外のデザート登場。
涼しげな皿で出てきたのは、くずきり。
これまた、大好物です。
この精進料理をいただくだけでも、また行く価値がありそうです。
さあ、翌日はいよいよ早起きしてお朝事参詣。
それに備えて、皆さん早めに就寝します。
テレビもない環境なので、ちょうど良いかな。
非常に健康的な、宿坊の夜が更けていきます。
次の目標、250万アクセスに向けて、
本日も盛大にポチッと、よろしくお願いいたします!
昨日書きそびれたのですが、善光寺は大勧進の貫主と、大本願の上人二名が
住職を務めています。
その宿坊も、大勧進系列と、大本願系列に分かれており、
「院」とつくのが大勧進系列、つまり天台宗系で
「坊」とつくのが大本願系列、つまり浄土宗系です。
つまり、今回お世話になった兄部坊は「坊」がつくので、
大本願系列となります。確かに、大本願の目の前にありますね。
こんなことを、執事の方が丁寧に教えてくださいます。
いろいろと、勉強にもなります。
その宿坊が並ぶエリアをよく見ると、見事な甍の波。
しばらく見ていても、飽きません。
さて、そんな宿坊で、楽しみにしていたのが夕食。
精進料理です。
昨日もご紹介した通り、我々の宿泊している隣の個室でいただきます。
お膳の前に座ると・・・・
まさかこれだけ?ではありませんよ。あとから料理がどんどん運ばれてきます。
グラスがありますが、酒もOK。ちょっと意外です。
さて、お膳の上に乗っているのは、こちらの料理。
まずは白いのは、なんとジャガイモのなます。
これは珍しい。しゃきしゃきした食感ですが、灰汁は全く感じられません。
ただ、ほのかな甘みは確かにジャガイモ。
初っぱなから、珍しいものをいただきました。
お次は、精進料理と言えば、これ。
ごま豆腐です。
コクがあって、実に旨い。葛でかためてあるようで、
とろりんとした食感も、たまりません。
そして、これぞ精進料理というのが、こちら。
うなぎもどきです。
見た目は確かにうなぎですが、いわばがんもどき。
うなぎのタレ風のタレでこってりと味付けられており、
私の大好物の一つです。
続いて運ばれてきたのが、夏らしいゆばと冬瓜の煮物。
出汁は、基本的にこんぶでひかれています。
なので、少しあっさりしていますが、大葉やわさびがアクセントになり、
これも美味しくいただけます。
続いては、信州らしい油もの。
アスパラと、右の茶褐色のだんごみたいなのは、
なんと裏ごしした長いもをまとめ、蕎麦の実を付けてあげたもの。
香ばしい蕎麦の実があくせんとになって、非常に美味でした。
ちなみに、添え物はなんと木の芽山椒の佃煮。
さらに、アスパラの下に見え隠れしているのは、なんとこんぶの天ぷら。
これは次回天ぷらの際に、是非やってもらおう。
お次は、これまた信州らしい丸なすの揚げなす。
上に乗っているのは、肉に見えますが、
大豆タンパク的なもの。でも、本当に挽肉と間違えそうな味と食感です。
味噌味で、これもとろりんとしたなすと、良く合います。
お次は、これまた信州らしい、なんと手打ちそば。
蕎麦となれば、つゆが気になりますが、
もちろん鰹は使われていません。昆布だけ。
でもなかなかコクがあって、鰹が使われていないとは思えないつゆでした。
蕎麦はうちたて、茹でたて。コシがあって、もちろん、旨い。
また薬味の丸のままのくるみも、良いアクセントになります。
これで終わり?とおもったのですが、
この後になんと、ご飯と吸い物が出てきました。
ごはんはひじきの炊き込みご飯で、立派なおわんの蓋を取ると、
吸い物は見事な菊花豆腐。
ご飯はおひつに食べきれないほどおかわり用が盛られており、
思わずお代わりしてしまいました。
いやいや、旨いし、精進料理でまさか腹一杯になるとは
思いませんでした。
きっと、カロリーも控えめ。いいですね、やはり精進料理。
きっといつもこういうもの食べていれば、健康によいのだと思います。
これぞ、長寿県、信州の精進料理という、素晴らしい料理でした。
さらに予想外のデザート登場。
涼しげな皿で出てきたのは、くずきり。
これまた、大好物です。
この精進料理をいただくだけでも、また行く価値がありそうです。
さあ、翌日はいよいよ早起きしてお朝事参詣。
それに備えて、皆さん早めに就寝します。
テレビもない環境なので、ちょうど良いかな。
非常に健康的な、宿坊の夜が更けていきます。
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