音空間ログハウス
わざわざ「きょうの音楽」というカテゴリーを設けながら、
年に2回の大賀ホールのコンサートの話題以外は
休眠状態となっていますが、こんなカテゴリーを作ったほど
音楽--特にクラッシックは大好きです。
軽井沢に家を建てたときに、これで気兼ねなく音楽が楽しめると思って
いたのですが、これまでなかなかそんな話題はこのブログに登場しませんでした。
と言うのも、引っ越しのせいか、それともその前からおかしかったのかが
よくわからないのですが、
我が家のオーディオセットがやたらに音が割れるようになっていたのです。
それも、チェロやホルンといった中音域の音が割れる・・・と言うより歪む。
せっかくリビングにオーディオセットをセッティングしたのですが、
音が汚いので、自然と聞かなくなってしまい、しばらくほったらかしていました。
ただ、たまにはPC以外で音楽を聴きたいと思い、ようやく御神輿をあげ修理を決断。
きっとアンプが壊れているに違いないと、佐久のヤマダ電機に修理に出したところ、
アンプには問題がなかったとのこと。
なので、スピーカーが悪いのではと指摘を受け、調べたところ
なんとスピーカーのコーンがボロボロになっていました。
これじゃ鳴らないのも無理はありません。
古くて部品がなく、もう修理が出来ないというので、
同じぐらいのスペックのものを中古で購入しました。
早速セッティングを完了し、おそるおそるCDをかけてみます。
まず最初にかけたのはこちら。
私のハンドルネームのきっかけとなった敬愛するロシアの大指揮者、
スヴェトラーノフ指揮のブルックナーの交響曲第9番です。
スヴェトラーノフの魅力は、オーケストラを鳴らし切る、濃厚な演奏。
このCDもものすごく濃密な演奏です。
その濃密な演奏が、新装なったスピーカーで(とはいえ中古ですが・・・)で、
家中に鳴り響きました。
予想はしていたのですが、周りがすべて丸太なので、
いいあんばいの残響となります。
おまけに設置したリビングは大屋根直下の吹き抜け。
天井は三角形になっています。
建てたときの写真なので、壁の色がまだずいぶんと白いですね。
この大空間にとても良いあんばいに響くのです。
すばらしい音空間ですよ、ログハウス。
最近は大分暖かくなり、日中は窓も開けているので、
外で庭仕事する際にも漏れた音をBGMにしながら、
庭仕事にいそしんでいます。
スヴェトラーノフと言えば、こちらのローマ三部作(レスピーギ)の演奏も
壮絶な演奏ですよ。ものすごいスローテンポで、
特に「ローマの松」終曲の「アッピア街道の松」の最終音は、
よく息が続くなと言うほど長いフェルマータを吹ききります。
これも先日大迫力で聴いてしまいました。
そしてこの週末、掃除をしながら聴いていたのはこちら。
東日本大震災から3カ月と言うことで、アンドルー・ロイド・ウェッバーの
「レクイエム」を聴いていました。何度聞いても、良い曲です。
亡くなった方への鎮魂と、復興への希望を込めて。
この週末に聴くのは、マーラーの復活か、
先日ベルリンフィルで佐渡裕さんが名演を繰り広げたタコ5かな。
いずれにしても、復活した音楽を聴く習慣、
気ぜわしい日々の癒しとなっています。
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